飾り窓

 設計をする際に建物の一部に、飾り窓「FRAME」を提案する事があります。そこに飾るものは自由で、花を飾ったりお子さんの絵や、好きな小物など様々です。なぜ提案を始めたかと言いますと…

提案した飾り窓

そこに住む人やお店で働く方たちの人柄などが、この窓を通して間接的に分かるようになればなという思いから始めたという事と、始めたタイミングは震災と重なり、ただ建て直すだけではなく、そこに住む人、そこを通る人、近所の人達が、その窓を通して少しでも明るくなってくれればなという漠然とした思いもあり提案するようになりました。

古い町並みを歩いていると今も飾り窓があるお店もあり、ある意味贅沢なスペースかもしれませんが、今だからこそ必要なスペースでもあるのかなと思います、良いものは形を変えても引き継いでいきたいと思います。