間取りを考える①

 間取りづくりは建物をつくるうえで重要な作業の一つになります。お会いしてすぐに間取りを提案するわけではなく、そこまで様々な工程ががあり、その条件を基に大切な間取りを考えるようにしています。時には施主様ご自身が考えて来ることも少なくは無く、それを参考に動線、機能性、各種法律、サイズ、コストや意匠の事も考慮し提案することもあります。

分離型2世帯のすまい

 私の場合、間取りを考える時は8割位までは頭の中で作業をし、残り2割位までイメージ出来たらそこで初めて紙に書き下ろすようにしています。脳内作業をしている時というのは、お話を伺いながらであったり移動中に考えている事が多いです。ですので皆様がイメージしているような机に向かって熟考している建築家やデザイナーの姿とは少し違うかもしれませんね。

ペンを手に持ち考えるとどうしても既成概念が手を動かしてしまうので、最初に書き下ろす時はあえてイメージしたままの新鮮な状態のプランを書き込むようにし、そのあとに法律やコスト、機能性云々と照合するように作業をしています。今日も長くなりましたね…間取りを考える②は改めてお話しすることにします。