最近オーナーさんから頂いたパンを食べた時(具体的には食パン)思わず『あっこの食感と味は!』と、突然小さいころ食べたパンの記憶が蘇って来ました。
その記憶の中にあるパンとは、まだ私が小学校低学年の頃に、社会見学でパン工場へ行った時に、出来立ての素朴な食パンを食べた時の衝撃的においしかった記憶で、しかもその時の風景や香り色など、録画を再生したかのように鮮明に頭の中に表れてきました。人の記憶は忘れるのではなくどこかにメモリーされてあり、食や行動など何気ないことでも突然蘇ることもあるということを実感した瞬間でした。
現代の食や行動などは規制や安全性などの面から均一化されつつあり、どうしても平坦な状況になりつつある、時間が経ってもそのような記憶に残るような事が少なくなるのではないかと思う、建築に置き換えてもそうである…それについては後日ブログに出来たらと思います。
ちなみにその見学で食べた食パンに、苺かメロン風味のジャムをどちらか付けて良いと言われ、当時は苺色を選ぶのが恥ずかしく私はメロン風味を選んだところまで鮮明に思い出されました。