『納まり』という言葉を現場ではよく使う。これという意味はないが「部材の組み合わせ方、それらの詳細」を表す現場での共通言語のひとつである。
その打合せを先日現場で、大工さん、建具の職人さん、現場監督と私とで、図面を基に約1時間製作する引違い建具の納まりについて協議をしてきた。画像はその施工後の写真ですが、窓の下枠の厚み高さや水切りの素材、色、雨仕舞(水の処理)、レールの形状(操作性や可動音)等々、言われなければ気付かない所ではありますが、納まりとしてはすごく重要なところです。
納まりというのは決まっていることも多いですが、物件によっては都度違ってきます、ご要望や敷地条件、使う素材によっても変わるため、職人さんとの会話が重要になって来ます。設計者あるあるですが、建物を見学するときなどはこのような場所にすぐ目がいってしまいます。