断熱の打合せ。

今日は住宅の断熱についてお施主様と打合せをしました。私も東北での仕事が多くやはり断熱材については十分に検討したうえで設計をするようにしています。今は様々な媒体やインターネットでもその性能や住まわれている方の情報などもすぐに見聞き出来る環境にあり、それらを見てどれが正解?なのかと悩まれている方も多くみられます。

写真にあるのは現場で吹付けをし断熱をしている方法と、下段の写真は充填断熱という工法です。これら以外にも様々な方法があり選択肢も多くなってきているのが現状です。私が提案する上で大切にしているのは、暖かさ、涼しさを断熱材そのものだけで判断しないようにしています。そこにはその土地の環境、周囲の建物、建物のつくり方、本人の気温に対しての感覚、窓の配置と割合、性能、日本独特の気候など総合的に検討しお話をしながら決めていくようにしています。

事務所がある郡山は東北では南部にあり暖かいイメージがあると思われますが、冬場に仕事で東北各地に行って帰ってくると、郡山は雪は少ないのですが風により冷やされ、底冷えが厳しい地域だとすごく感じます。このように思い込みやデータだけでは決めつけず、先ほどお話した内容も含め断熱材については慎重に検討する必要があります。ここ最近の日本は湿度が多く感じられます、そこが凄く気になっています。環境を大きく変えることは出来ないので、断熱材だけではなく、建築の事態の工法なども工夫が必要かなと最近思います。